こんにちは。京北商会 山口です。
先日、四方に耳加工を施した天板を使用したテーブルを納入させて頂きました。
京の天板屋 縁のホームページはコチラ→https://kyoto-enishi.com/tenbanya-enishi/
お客さまは、協和テクノロジィズ株式会社さまです。
協和テクノロジィズ株式会社さんはコチラ→http://www.kyotec.co.jp/
耳つき天板とは、通常は木材の樹皮がついていた部分をそのまま残して製作した天板のことで、丸太を縦割りにして天板にします。
たま~にモンキーポッドという木材の天板のように輪切りで使うことはあるのですが、普通、天板といえば縦割りしたものが一般的です。
余談ですが、モンキーポッドは、こんな感じに輪切りにした天板です。
このように輪切りにすると必然的に周りが全部耳になります。
ですが、普通、丸太を縦割りにした場合の耳は長手の方向だけに付きます。
これは、縁の接いだ天板なので少し解り難く自然の耳ではないので少し意味合いが違いますが、一枚板の天板であっても、耳は、このように両端にだけ付いています。
ですが、今回の協和さまに納入させて頂いたテーブルの天板は少し変わっています。
長手の方向だけでなく、短手の方向にも耳が付いています。
解りやすくいうと長方形の全辺に耳が付いているのです。
自然では有り得ない天板という訳ですね。
これは協和さまの会長さまからのリクエストで作らせて頂きました。
天板は勿論、縁オリジナルのロシア赤松と京都北山杉を融合させた天板を使用しています。
テーブルの脚の材料にはタモ(モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹)という材種の角材を使用し黒塗装を施しました。
四方耳付き天板テーブル(懇親用テーブル)納入
納入先は一時的に別館に納入させて頂きました。
と、いうのもテーブルを納入させて頂く場所は協和さまの社員厚生施設内の飲食スペースなのですが、今はまだ他のテーブルが置かれています。
そのテーブルの移動と今回のテーブルのセッティング場所が決まっていない両事情により、仮納入となりました。
部屋に入り、オリジナル四方耳付き天板と黒塗装を施した脚を開封します。
協和さまの社員厚生施設内の飲食スペースに現在設置されている、他のテーブルやイスと基調が合うように、黒塗装を施しました。
次にオリジナル天板と脚を組み立てる作業に入ります。
オリジナル天板を使用したテーブルの出来上がりです。
天板を裏から見ても綺麗でしょ(笑)
テーブルの組み立ても終わり、一段落したところで、昼食をご一緒させて頂きました。
その後は、貴重なお話を色々聞かせて頂き、勉強させて頂きました。
スマートシステム事業の白崎部長様にも喜んで頂いたみたいで、「この手触り良いですね~触った人は絶対欲しくなりますよ!!」
なんて褒め言葉なんかも頂戴し有難い限りです。
協和テクノロジィズ株式会社 白崎様からの御礼
後日、協和テクノロジィズ株式会社 白崎様より、メールを頂きました。
そこには、ホール内に据え付けが完了した「縁」のテーブルの写真。
天板を眺める会長さまの写真、座って笑って頂いている写真が3枚添えられてありました。
エンドユーザーさんに直接お取引させて頂くというのは、大変手間が掛かる作業でもありますが、その手間な作業の倍のダイレクトな反応や表情が感じられることが何よりの宝です。
既存の事業の製材では感じることのできない、「作る喜び」「喜んで貰える嬉しさ」を頂けます。
会長さま、近いうちに、その天板の上でお酒をご一緒させて頂くこと心より楽しみにしております。
会長さま・部長さま 有難うございました。